―紗弥加さんの出身地はどちらですか?
千葉県生まれ、千葉育ちの千葉っ子です!下田紗弥加
―見た感じ運動が得意そうですが、学生時代何かやられていたのですか?
はい、実は中学時代からバレーボールをやってました。
そして高校では、本格的にインターハイ出場や全日本選手を目指しちゃったりしてたんです!
―それはすごいですね。結果はどうだったのですか?
当時は気合いと根性だけで頑張ってましたが、今考えると頑張り過ぎだったんですね。
骨折やケガのせいでドクターストップがかかってしまって、バレーボールは諦めざるを得ませんでした。下田紗弥加
―大変だったのですね。いきなり重い質問をすみませんでした。
いえ、いいんです!
あそこから、ただ闇雲に頑張るだけじゃダメなんだと学べました。
それに、あの時に色んな葛藤があったからこそ、今があるんだと、人間的にも強くなれた気がしています。
だから今は、後悔とかそういうのは全然ありません!
―素晴らしいですね。
―その後、紗弥加さんがドリフトを初めるまでのことについてお聞かせください。
その後は、一度、普通の会社に就職して、事務系の仕事をやってました。
いい会社で、 海外などへの研修もあったりして、比較的充実した毎日でした。
でも、そんな毎日の中で、モータースポーツの世界に入ってみたいと思い始めたんです!下田紗弥加
―唐突にモータースポーツという言葉が出てきましたが、どんな心境の変化があったのですか?
先ほども話した通り、学生時代はバレーボールに打ち込む毎日でした。
でも、実は元々将来はモータースポーツの世界で生きていきたいという夢も持っていたんです。
だから、モータースポーツの世界で生きていこうと決意したのは、決して突然の思い付きの軽い気持ちじゃありませんでした。
バレーボールができなくなったことをすぐに割り切れたわけでは無かったので、決心までちょっと時間が掛かったのは確かですけど…。
―元々車が好きだったのですね。何か面白いエピソードがあれば聞かせてもらえませんか?
はい、ホント、年々クルマバカになって来ちゃってます!(笑)
初めて買ってもらったパカパカケータイの頃、カッコいいクルマを見かけるとよく写メっちゃったりしてました。今もその頃の写真が残ってて、たまたま最近見る機会があったんでけど、今見てもカッコいいと思うんですよ!(笑)
その頃からずっと、クルマの好みが変わってないというのが驚きでした。
―そのカッコいいと思った車は何だったんですか?気になりますね。
Facebookやホームページの色んなところでその想いがにじみ出ちゃっているので、見てもらえたらすぐわかっちゃうと思います!(笑)下田紗弥加
―その辺りを気にしながら、紗弥加さんのSNSをチェックするのも楽しそうですね(笑)
―何か紗弥加さんの車への想いがわかるエピソードはありませんか?
母の影響は大きいと思います。
普通は子供が生まれたら、ファミリーカー買いますよね?でも、私が生まれて、下田家の母が買ってきたのは、S14シルビアだったんです!(笑)
でも、いつも楽しそうに運転している母を見て、ずっと「早く運転できるようになりたいなぁ」と思ってました。
そして時を越えて、私が練習で使ってきて一番ドライビングの技術を教えてくれたクルマが、シルビア!(笑)
今でも練習はシルビアを使うことがほとんどで、何か運命的だなと思ってます。
あと、就職して、初めて自分で車を買ったんですけど、稼いだお金、全部車に使っちゃいました!(汗)
今考えると、もう少し節約して貯めておけば良かったなぁ〜(笑)
―小さい頃から車と接点があったのですね。
そして、ついに運転できるようになった喜びがすごく伝わってきました。そういった想いが今へとつながって来ていると…。
でも、モータースポーツの世界で生きていこうと決意はしたものの、最初は何をしていいのか全くわかりませんでした。周りに聞ける人なんていませんでしたし…。
だから、自分なりに考えて、モータースポーツの世界で生きていくには、まず貯金がなかったら始まらないなと思って、とにかく数年間、一に貯金、二に貯金…の貯金女子にやってました(笑)
―モータースポーツの中でも、ドリフトを始めた一番のキッカケは何だったのでしょうか?
いざ貯金がある程度できて、この貯金が尽きるまでモータースポーツの世界で頑張ろう!とは思ったものの、相変わらず何から始めていいかもわからなくて…(汗)
目の前のものに突撃するのは昔から得意なんですけど、先の方を見据えるのが得意じゃないみたいです(笑)
そんな中、とにかく前進しなきゃって思って、D1GPの観戦に行ったんです。そこで偶然、モータースポーツの世界で今も活躍されている塚本奈々美さんとお会いして、「車楽人アソシエーション」というドライビングスクールを紹介していただいたことがドリフトを始める一番のキッカケでした!
―紗弥加さんのこれまでのドリフトライフについてお聞かせください。
2015年6月からドリフトの練習を始めて、今でも車楽人のスクールにほぼ毎回参加してます。
それ以外でも、自主的に南千葉サーキットを中心にひたすら基礎練習のメニューをこなしてきました。
気付いたら、練習開始から11ヶ月で、練習日が130日(約週3日!)超えてました!!下田紗弥加
―すごい練習量ですね!
最初の頃と今、そしてこれから…と『くるくるtube』で紹介してますので、気になったら見てみて下さい!下田紗弥加
―実は拝見しました。上達ぶりがとても良くわかります。4本パイロンの動画などは圧巻ですね。
ありがとうございます!
実は、最近は車楽人のイベントの一環として「サヤカとくるくる練習会」を開催したり、個人レッスンの講師を任されたり、トヨタ自動車主催の講習会でインストラクターのお仕事をお台場メガウェブでさせてもらったりという講師業も増えて、サーキットにいる時間はさらに増えてると思います。日焼けが心配なんですけど(笑)
―普段の紗弥加さんの練習内容について聞かせてもらえますか。
練習は、ひたすら基礎練!(笑)
車楽人のスクールで教わったことで、できなかったことや苦手なこと、指摘を受けたことを反復練習しています。
それと、外からの動画と車載動画を撮って、時間がゆるす限り動画チェックもしてます。電車での移動時間なんかは、絶好のチャンスですね!(笑)
ドリフト以外のことを考えているのは、ご飯食べてる時くらいかも?(笑)
―そこまで熱心に練習に取り組んでいるのですね。
そういえば、ドリフトの話になってから、目の輝きが変わったような気がします(笑)
私、結構単純で、結局は走ることが大好きなんです!(笑)下田紗弥加
―好きこそものの上手なれですね。
基礎練、動画以外にも何か秘密があれば教えてください。
私は忘れっぽいので、気づいたこと学んだことは、必ずノートにまとめて、後から見返せるようにしています。
天候、気温から始まって、使用したタイヤの銘柄、エア圧、ショックの減衰、走行ラインとか…とにかく忘れまいと思って、なんでもメモしまくってますね!紗弥加ノートは今も増殖中です!(笑)
それと、少し前までは、走行時間をとにかく増やせば上手くなれる!と思ってたんですけど、最近気づいちゃったんです…それじゃ、私の貯金が危ない!!って(笑)
だから最近は、例えば5周走ったら、一度ピットインしてマシンのコンディションチェックをしたり、頭を冷やして直前の走りを分析したりと、練習にかかる資金・資源と、そこから得られる結果を全体的に見ながら管理する勉強もしています。
あと、この1年くらいは、D1GPのチームメンバーとして動画撮影などのお手伝いをさせていただく中で、D1選手の動きや走りを間近で見ることができて、とっても勉強になってます!
―すごいことをされているのですね。常に前進しようという意気込みが伝わってきます。
―それでは、そんな紗弥加さんの今後の目標を聞かせて下さい。
実は何個もありますけど…思い切って、一番大きなこと言っちゃいます!(笑)
まず、私を育ててくれた「車楽人アソシエーション」を、世界No.1のドリフトスクールにします!
それと、バレーボールをやっていたことも関係ありますけど、日の丸を背負って世界を舞台として戦いたいです。
他には、私がこんなに好きでいるモータースポーツの素晴らしさをより多くの人に知ってもらうために、なにか自分が貢献したいという想いも持ってます!下田紗弥加
―なかなかスケールの大きい目標ですね!
そして紗弥加さんの礎が車楽人にあるのもわかりました。車楽人について少し詳しく教えてもらえますか?
そうなんです!マニュアル免許もない、クルマの知識も、モータースポーツの経験もなかった私が、2年でドリフトのインストラクターや、トヨタのインストラクターをやれるようになったのは、本当に車楽人を含め、周りの方たちに恵まれたからだ思います。
その中で、特にドライビング技術に関しては、車楽人で教わった内容が、今ものすごく大きなウェイトをしめてるなって実感してます。車楽人のスクールは私のような女子でも、初心者でも上級者でも、楽しく上達できる練習内容が充実していると思います。
講師の方たちの人柄や実力も素晴らしくて、さらには参加されている方々もジェントルな方が多くて、私も楽しく練習させてもらってます!こんなにすごいスクールは他にはないと思ってますよ!…褒めすぎですか?(笑)
ただ、今の自分の実力や結果で、車楽人スクールは最高!って言っても、なかなか世間一般には理解してもらえないですよね。じゃあどうすれば良いか。もし私が、結果をだせるドライバーだったら説得力ありますよね?そのために、日本から世界に飛び出して、更に結果を出して、「日本からやってきたドリフト女子はすごい!」ということになれば、「私の走りは、車楽人のスクールで教わったから!」(笑)という言葉に説得力が出るのかなって思ってます。
―具体的に参加したい競技などはあるのですか?
日本のD1GPは選手のレベルも高くて、もちろん参加するチャンスがあるなら光栄ですけど、さっきもお話ししたように、「日の丸を背負って戦いたい」という気持ちが強くあるので、アメリカの「Formula DRIFT」をひとつの目標にしています。
余談ですけど、実は最近、外国の方のドリフト体験ツアーが増えていて、私のドライブで体験走行をするような機会も増えてきたんです。だから、英語でレクチャーしなければならない機会も増えてきました。アメリカで勝負してみたいという目標がありますから、英語の勉強も少しずつですけど頑張らなくちゃと思ってます。でも毎回、クルマの技術的なことを英語で話すって、スゴい難しいって痛感中です(汗)下田紗弥加
―走るだけではなく、コミュニケーションできるようになることも必要ですよね。
日の丸を背負って戦う紗弥加さんの姿、楽しみにしています。
―モータースポーツの素晴らしさを伝えたいという想いについてもお聞かせ下さい。
車楽人のスクールには、結構ご年配…いえ、とても大人な方(笑)も多く参加されてます。それは「若い時にクルマが好きな人が多かったからだ」というご意見もあると思いますけど、私からみても、私の同世代よりパワフルな方が多いんじゃないかと思います。
この年代の人達にはクルマの楽しさが伝わっているのに、私の同年代やもっと若い人たちにはどうなのかなぁ?もったいないんじゃないかなぁ?って…。
私の力で今の世の中の空気を変えてやる!なんてまでは言いませんけど、まず私ができる「ちいさな一歩のお手伝い」を、これからの人たちにしていきたいということで、車楽人で開催しているキッズ向けカートドリフトスクールのお手伝いをさせてもらってます。下田紗弥加
―キッズスクールですか。世代を越えた素敵な取り組みですね!実際に催してみていかがでしたか?
キッズたちはとってもカワイイですね〜!正直だし!
内容は真面目なドリフトスクールなんですよ。いきなりエンジンカートだと音で怖がってしまう場合もあるので、まずは電動のドリフトカートで慣れてもらってから、エンジンカートのリアタイヤをツルツルの塩ビ管に交換したものでドリフトしてみたり、普通にグリップカートで走ってもらったりしてます。
あとは、サーキットならではの、私のヒザの上で実車の運転体験!アクセル・ブレーキ操作を私がして、ステアリング操作をキッズが、という感じで!
実車を体験すると、すごく楽しそうなんです、子供たち!! 下田紗弥加
―小さいうちから車が身近なものになるというのは、子供たちにとっても幸せなことでしょうね。
ひとつ感じるのは、やっぱりモータースポーツって、ゲームとかよりは危険なイメージがあるじゃないですか。それを子供でも感じるみたいで、ある程度子供に任せると、子供なりのルールを決めていくんです!
今って、「これは危険だからダメ」とか、「こうしなさい」みたいな、危険なことをさせないように、大人が決めたルールの中で遊ぶという感じがあるじゃないですか。 そういう意味でも、危ないことだからこそ、自分たちで判断させ、ルールを作らせるって大切で、それって本能で備わっているんだな、と感心しました。素直に「子供ってすごい」ってあらためて思いました。
ちいさな子ってミニカーが好きな子、多いですよね。そういう子達は、誰から教わるわけでもなくクルマが好きだと思うんです。でも、段々と、なんだろう…?クルマに魅力がなくなっていっちゃうのか、もっと面白いことができるのかな〜?そんな時、子供の頃にやったカートだったり、ドリフトだったりのクルマの楽しさが少しでも潜在意識の中に残っていれば、そこから先のクルマとの関係が何か変わるんじゃないかな?…って。
そんな「ちいさな一歩のお手伝い」として、キッズスクールにも、積極的に携わっていきたいと思ってます!
―紗弥加さんのモータースポーツに傾ける情熱、想いがたくさん伝わってきました。今日はありがとうございました!
ありがとうございました!下田紗弥加
目指すは世界!ドリフト選手、ドライビングスクール講師として活躍中のサヤカを、一緒に応援しませんか?
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